市場のニーズに応える、革新的なロボット製品をスピーディに開発
Robotics Package は、ソニーが長年培ってきたロボティクスの知見を活かし、製品化に必要な基本機能をあらかじめ実装した開発パッケージです。
市場の特定ニーズに応える、独自性の高いロボット製品をすばやく立ち上げることができます。
開発に必要な基盤をあらかじめ搭載
ゼロからロボット製品を開発するには、膨大な時間と人材、専門的なノウハウが必要です。
Robotics Package では、センシング(認識)、ナビゲーション、制御系サブシステムといった中核機能をあらかじめ搭載。
さらに、柔軟なAPIにより、開発者は自社のワークフローやアプリケーションに合わせたエンドツーエンドの開発が可能です。
OTA対応による継続的な機能拡張
すべてのソフトウェアは、AITRIOSのクラウドサービスを通じてOTA(Over-the-Air)アップデートに対応。
常に最新の機能を迅速に取り入れ、ロボット製品の進化を継続的にサポートします。
パートナーシップを重視
ソニーのRobotics Package は単なる技術提供にとどまりません。
ソニーは、革新的なロボティクス製品を共に市場に届けるパートナーとの連携を重視しています。
ともに、新たな価値を創出できる企業との協業を、心から歓迎します。

すぐに始められる開発キットで、製品化までの期間を圧縮
Robotics Packageには、開発に必要な主要ソフトウェアとツール群がすべて含まれており、すぐに開発をスタートできます。
高い信頼性と柔軟性を備えたツールにより、開発を加速し、スムーズな製品化を支援します。

ソニーのロボティクス技術を基盤に、品質・効率・安全性を確保
Robotics Packageは、ソニーのノウハウに基づく堅牢な基本機能を提供。
その上に自社の独自性を重ねることで、リソースを本質的な差別化に集中できます。
品質・効率・安全性を重視した開発を、より少ない負担で実現できます。

多様なデバイスとの連携に対応し、幅広いロボット開発に適用可能
Robotics Packageは、さまざまな種類のデバイスとインターフェース可能で、用途に応じた多様なロボットの開発に対応しています。
これにより、お客様は解決すべき特定の課題に最適化されたロボットの設計と開発に集中することができます。
あらゆる業界のイノベーションを後押し
ソニーのテクノロジーを活用することで、従来の機械を自律移動型ロボット(AMR)へと進化させることが可能になります。
物流・建設・小売など、さまざまな業界において、用途特化型ロボットの開発を実現する新たな可能性が広がります。
Robotics Packageは、次世代ロボティクスの構想を現実に変えようとするエンジニアや企業を力強く支援します。
ビジネス課題、そして社会課題を解決するためのロボット開発を、より速く、より柔軟に。







自律移動型ロボット(AMR)の開発・展開・運用を効率化
Robotics Packageは、AMR(Autonomous Mobile Robot)に必要な機能を網羅し、開発から導入・運用までのプロセスを効率化するための基盤を提供します。
最適化を支える中核技術
ソニーは、AMRの開発・導入・運用における最適化を実現するために、3つの中核技術を提供しています。
このアーキテクチャにより、システムインテグレーターやハードウェアベンダーも、業種や用途に応じたソリューションを柔軟に構築することが可能になります。

FMS
Fleet Management System
複数ロボットや人の動きを一元管理し、業務全体を最適化
FMSは、AMRの運用や人の動きを中央で統合的に制御するための仕組みです。
FMS APIを活用すれば、顧客側の既存システムからロボット群を柔軟に制御できます。

AMRと作業員に対するタスク割り当てを自動で最適化。現場の状況に応じて、無駄のない作業フローを構築できます。

AMRの移動ルートを最適化し、状況に応じて柔軟に再ルーティング。障害物や混雑を避け、効率的な運行を実現します。

交差点や袋小路といった複雑な場所も、滑らかに通過できるように制御。スムーズな移動と安全な運用を両立します。
RNS
Robot Navigation System
自律走行に必要な機能を網羅したナビゲーションパッケージ
RNSは、AMRの自律移動に必要な主要機能を包括的に提供するパッケージです。地図生成、経路計画、障害物回避など、現場で求められる高度な移動制御を可能にします。

ロボットを走行させながら、環境の地図をすばやく作成。
走行ルール、速度制限、一方通行などの設定も柔軟にカスタマイズできます。

周囲の環境を認識し、最適な経路を自動で判断・走行。
狭い通路の通過や人とのすれ違いも、接触を避けながらスムーズに対応します。

異常を自動で検知し、安全確保のために緊急停止や対応動作を実行。
万が一のトラブルにも備えた、安全設計に対応しています。
3Dセンシングシステム
RNSに対応したハードウェアモジュール

3D Sensing Systemは、マルチ dToF センサー・RGB カメラ・IMU と、最適化されたソフトウェア を一つのモジュールに統合しています。各種センサーの接続やフィルター調整といった開発工程を省略でき、AMRの立ち上げをスピーディにサポートします。
このモジュールひとつで、自己位置推定や障害物検知に必要な環境情報を取得可能。床面に近い低い障害物や、頭上にせり出した構造物の検知にも対応しています。
従来のAMRで使われてきた2D LiDARと深度カメラの組み合わせに比べて、より高性能かつ低コストでの構築が可能です。
